岡田設計のあゆみ History
北海道開発大博覧会
創業の原点
創業者 岡田鴻記
創業者・岡田鴻記は1907年(明治40年)、北海道下富良野村扇山に生まれました。建築家を志し、神戸高等工業学校建築科にて西洋建築、日本建築、鉄筋コンクリート工学を学び、1928年から北海道帝国大学営繕課の技術者として北海道帝国大学諸施設18件、民間建築32件、軍事関係施設7件の設計に携わりました。
退官後は設計事務所代表として、機能性に重きを置いた鉄筋コンクリート造の近代的な建物から、モダンスタイルを中心とした民間施設、寒冷地対策として採光と暖房に配慮した住宅等を設計し、多岐にわたって昭和初期の北海道建築界を支えてまいりました。
北海道帝国大学理学部付属厚岸臨海実験所
北海タイムス社印刷工場
杉野目邸外観透視図
北海道帝国大学農学部本館
1907 (明治40) |
北海道下富良野村扇山に生まれる |
1928 (昭和3) |
神戸高等工業学校建築科卒業、卒業設計『幼稚園』 |
1928 (昭和3) |
北海道帝国大学営繕課技⼿となり設計活動を開始 |
1930 (昭和5) |
北海道帝国大学理学部付属厚岸臨海実験所 設計 DOCOMOMO JAPAN102 |
1930 (昭和5) |
北海タイムス社印刷工場 設計 |
1931 (昭和6) |
北海道帝国大学予科助教授兼任 |
1931 (昭和6) |
K氏新婚住宅 設計 |
1933 (昭和8) |
杉野目邸 設計 札幌景観資産国登録有形文化財 |
1933 (昭和8) |
北海道帝国大学農学部本館 設計 |
1942 (昭和17) |
ニセコアンヌプリ樹氷観測所 設計 |
1944 (昭和19) |
北海道帝国大学退官 |
1950 (昭和25) |
北海道開発大博覧会 総合設計 |
K氏新婚住宅
ニセコアンヌプリ樹氷観測所
市立札幌開成中等教育学校
創業20周年式典
岡田設計事務所を開設
1950年、旭川市開基60周年事業として開催された「北海道開発大博覧会」の総合設計を受注したことを契機に岡田設計事務所を開設。 当時の北海道では独立した設計事務所の数は少なく、建築家・岡田鴻記には多くの設計依頼が舞い込みました。彼はあくなき探求心で多岐に渡る分野で設計の手腕を発揮。事務所も少しずつ成長を遂げていきました。 1952年には札幌に本社事務所を移し、札幌6名、旭川2名での運営体制となり、さらなる飛躍へと歩みを進めました。
アサヒビル(1954)
富良野市庁舎(1969)
小林商事ビル(1971)
湯元啄木亭(1986)
北海道社会保健診療報酬支払基金事務所(1995)
壮瞥町 地域交流センター及び役場庁舎(2006)
1950 (昭和25) |
9 | 岡田鴻記が旭川にて岡田設計事務所開設 |
1952 (昭和27) |
岡田設計札幌事務所、旭川支所開設 | |
1958 (昭和33) |
3 | 法人に改組 |
1968 (昭和43) |
4 | 東京支所開設 |
1970 (昭和42) |
3 | 帯広支所開設 |
1972 (昭和47) |
7 8 |
札幌本社社屋落成 苫小牧支所開設 |
1974 (昭和49) |
3 4 |
株式会社岡田設計と社名変更 釧路支所開設 |
1980 (昭和55) |
9 | 創業30周年 |
1981 (昭和56) |
6 | 岡田孝生が代表取締役社長に就任 |
1993 (平成5) |
7 | 帯広事務所社屋落成 |
2000 (平成12) |
9 | 創業50周年 |
2001 (平成12) |
4 | 北見営業所開設 |
2015 (平成27) |
3 | 岡田幸生が代表取締役社長に就任 |
2020 (令和2) |
39 | 帯広⽀所開設50周年 創業70周年 |
※旭川支所・東京支所・苫小牧支所・釧路支所・北見営業所は後に閉鎖
壮瞥町 地域交流センター及び役場庁舎(2006)
商工会議所50年の盾
創業から70年
岡田設計は常に創業の精神を忘れず、人と建築のあり方、環境と建築のあり方、社会と建築のあり方を追求してまいりました。 1人から始まった事務所は現在、職員数25名、設計実績は3000件を超えました。 多様多種な建築設計を手がけ、その分野は福祉・医療、教育・文化、庁舎・オフィス、観光・商業など多岐にわたります。岡田設計は創業から一貫して北海道の発展と共に歩んでまいりました。